シリーズ4回目の今回は「分化能力」についてです。
本題に入る前に
例えば、同期が100人いる総合商社の社員だったとします。担当してる業界など関係なしに営業成績で1番を取りたい! あなただったら、どうしますか?
この業界は得意だけど、この業界は苦手・・・
よりも、
この業界も、あの業界も、全部得意♪の方が1番になる確率は高そうですよね!
コオーディネーショントレーニングも全く一緒です!!
サッカーで、バスケで、テニスで、ダンスで、スポーツで1番になりたいなら、人の動きに関するジャンルをくまなく網羅する必要があります。
人の動きを分解すると、大きく7つに分かれます。
定位、リズム化、分化、反応、バランス、変換、連結の7つ。これまで「定位能力」と「リズム化能力」についてお話してきました。
今回は「分化能力」についてです。
ちなみに、スポーツで1番になりたくなくても良くて、得意・不得意があるよりもない方がより健康体でいられるし、スポーツ障害をはじめ、生活習慣に関係する障害のリスクは低くなります。
前回までの記事をまだ見ていない方は、先にこちらをご覧ください♪
①運動神経の正体、コオーディネーション能力とは?
②一番大事な定位能力について
➂試合に役立つリズム化トレーニング
いつも全力でなかなか開かないポテトチップスの袋、今日も全力で開けようとしたら豪快にぶちまけた!ということありませんか?
分化能力を一言で表すと、「力の調節」になります。その時、その瞬間で必要とされる力って、スポーツシーンではたくさんありますよね。
こんな経験ありませんか?
・テニスやバレーのサーブが強すぎてアウトした
・バスケのフリースローの距離は得意だけど3Pシュートは苦手
・サッカーの試合、カラッと晴れた日のパスは得意だけど雨の日はうまくいかない
・バドミントンのネット際のラリーが苦手など
日常生活なら、
・駐車場で車のドアを勢いよく開けすぎて、隣の車にキズをつけてしまった
・車のアクセルまたはブレーキを強く踏みすぎてビックリした
これらは全て、力調節能力が必要になります。でも、そんなこと学校では教えてくれないので、サーブやパスやシュートの練習ばかりする。
だから、サーブはうまくなったけどシュートにムラがあったり、天候条件が環境が悪くなると適応できなくなってしまう。
もちろん技術を磨くのも大事なのですが、土台をしっかりさせてからの方が技術習得は容易になります。
やってみよう!
重さの異なる3つのボールを的に投げる。 例えば、バスケットボール、お手玉、テニスボール。