学童期(6歳〜13歳頃)の子どもは、生活の場となる家庭以外での場所、学校や習い事、友達との遊びの場など、こころとからだの成長の機会を得る体験や学びの場が、拡がっていきます。
他者との関わりの中で
嬉しさや
悔しさ
少しの失敗
を通して生まれる感情とともに、個人差を持ちながら成長していきます。また、積極性や協調性などの行動も個性を持ちながら、子どものこころの成長変化が見られるようになっていきます。
こんなお子さまの声や様子ありませんか?
「朝起きれない...」
「食欲ない ... 」
「今日行きたくない ... 」
「眠たい ... 」
「からだがだるい ...」
「なんとなく元気がない ...」
「しくじった 悔しい ... 」
「友達と遊びたくない ... 」
「なんとなくぼんやりしてる ... 」
「お腹すいた!」
「美味しい!」
「走って気持ちいい!」
「みんなが応援してくれて嬉しかった!」
「楽しかった!」
「ありがとう!」
元気よく遊んでいたかと思うと、あれ?今日はなんとなく元気がない??
そんなお子さまの様子に戸惑うことありますよね。
メンタル不調なの?
成長過程だからなの?
体調が悪いの?
何かあったの?
どうしたの?
接し方、声かけの難しさを感じることもありますよね。
コンディションを言語化して伝えることは難しい
このような様子があるからといって、必ずしもメンタル不調とは限りません。一時的なこと。成長過程での自然なこと。ということも言えるでしょう。
ただ、度々このような食欲がない、ご飯を食べたくない、というような様子が見られたり、或いは、何となく元気がない、という様子が続く場合には、こころやからだの不調が隠れている場合もあるかもしれません。
子供にとって自分のコンディションやからだの感覚について、言語化して伝えるということが難しい場合もあります。
「だから知っておくと安心できること、 そのポイントは普段と比べてどうか」
子どものこころとからだの不調サインは、こんな風に見られることがあります。
アクション
食べる
眠る
体調コンディション
などの変調。
普段のお子さまの様子と比べてどうか。
いつものように食欲があるか。
いつものようによく眠れている様子があるか。
挨拶ができたり、いつものようにコミュニケーショができているか。
表情が乏しく怒る、嬉しい、笑顔といった反応がわかりにくいということはないか。
というようなことを、普段のお子さまの様子を基準にして気にかけてみるということも大切なポイントになりそうです。
こころとからだの成長をスポーツを通して養う体験を!
「こころとからだのバランスを保つことに、からだを動かす運動やスポーツは役立つ 」
「からだを動かすことは発達の助けにもなる」
学童期においては,脳・神経系が急激に発達します。そのため、運動を通して、この時期は、手や足をはじめとする、多くの運動器官を動かす経験をしながら成長していきます。
例えば、
からだのバランスの取り方
その感覚を養うことや
瞬発性
筋肉の収縮
力の使い方の調整
など、様々なことを運動を通し体験しています。また、呼吸や酸素の取り込みによって、心肺機能を高めていくことにも繋がっていきます。
体験の先にさらなる成長がある
スポーツを通し得た体験によって、
・もう一回やりたい粘り強さ
・もっと上手くなりたい向上心
・頑張った自己肯定感の向上
などの肯定的な情動が育まれます。
さらには、 スポーツを通して論理的に考える力も養う体験ができる。
・目標設定(PDCA)
・戦略 戦術
・コミュニケーション
・自分と他者との関係性
・ルールや規律
・体調コンディション作り
・時間管理
・スケジューリング
実は、こうやって子どもの視点でマネジメントや、論理的な考え方の素になることをしている。考える力も併せて養いながら、とても意味のある学びの体験にもなっていきます。
繰り返しと継続によって、子どもなりに体験の中で学んでいくものなのです。
「こうすると危ないな」
怪我をする
足をくじく
ストレッチ大事だな
靴紐をしっかり縛ろう
スポーツ道具を大事に扱おう
「こうすると上手くいくな」
朝早く起きよう
ご飯食べよう
ストレッチしよう
など、スポーツを通して自分のからだを大事にすることも学んでいけるはずです。お子さまの成長をあたたかく見守っていきたいですね。
今回ご協力いただいたのは…