睡眠不足の子どもはケガをしやすい?大切な我が子が良質睡眠を得るためにできること

睡眠不足の子どもはケガをしやすい?大切な我が子が良質睡眠を得るためにできること rise

スポーツに打ち込んでいる子どもの親であるみなさんが、子どものことに関してもっとも気にしていることはどんなことでしょうか。しっかりした体をつくるための食事の内容も、日々のトレーニングや練習に目を配ることも大切なことです。

「では、子どもの「睡眠」に関してはどうですか?

「いま、日本の子どもたちは睡眠不足という大きな問題を抱えている」と指摘するのは、17社の産業医を務め、睡眠問題を専門のひとつとする精神科医の穂積桜先生。睡眠不足が子どもに及ぼす悪影響、睡眠不足を解消して子どもがよりよい睡眠を取るための方法を教えてもらいました。

睡眠不足の子どもはケガをしやすい?大切な我が子が良質睡眠を得るためにできること
穂積桜 日本医師会認定産業医、精神科専門医、漢方専門医、臨床心理士

日本人の睡眠時間は、大人も子どもも世界ワースト1位

睡眠不足の子どもはケガをしやすい?大切な我が子が良質睡眠を得るためにできること

みなさんは、「自分はよく眠れている」と思っていますか? 

じつは、日本人の睡眠時間は世界最短というデータが出ています。しかもそれは、大人に限った話ではありません。世界17カ国で0〜3歳までの子どもを対象に行った睡眠調査では、日本の子どもたちの睡眠時間がやはり最短だったのです

その要因のひとつとして、日本の子育て世代がとても多忙な毎日を送っていることが挙げられます。いまは新型コロナウイルス感染拡大の影響で在宅ワークをしている人たちも増えていますが、日本の家庭の多くは共働き世帯。

すると、夫婦の帰宅時間がそろって遅いということが珍しくありません。そのため、子どもの食事やお風呂の時間、ベッドに入る時間も遅くなる。こうして、多忙な親の生活スタイルが、子どもの就寝時刻を後ろ倒しにしています。

しかし本来、子どもの多くが朝型です。じつは、朝型か夜型かということは年齢に応じて変化するものです。子どもの時期は朝型で、思春期から20歳前後にかけて人生で最も夜型生活に近づき、年老いていくに従って再び朝型に戻ります。

つまり、いまの子どもたちは親によって無理やり夜型にさせられているのです。

しかし、夜型になっているいまの子どもたちは、その分、朝は遅くまで寝ていられるかというとそうではありませんよね? 幼稚園や保育所、学校に遅刻しないようにと、親であるみなさんが毎朝一生懸命に我が子を起こしているはずです。

そのため、いまの子どもたちは慢性的な睡眠不足という問題を抱えています。

子ども時代の睡眠不足は「一生にかかわる問題」を生む

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では、睡眠不足が子どもに及ぼす悪影響について解説していきます。むかしから「寝る子は育つ」という言葉があるように、睡眠が子どもの成長に重要だということは多くの人がイメージできるものでしょう。

逆にいえば、睡眠不足が子どもの体や脳の十分な発達を阻害するということです。大人と異なり、子どもは脳を発達させている真っ最中。睡眠こそが脳を発達させる時間ですから、子どもの時期に睡眠が足りなければ、それだけ脳を発達させられなくなります。

大げさではなく、子どもの時期の睡眠不足が一生にかかわる問題を生むことになるのです。もちろん、体についても同様です。スポーツにおいて体の発達が大切だということは、スポーツをやっているお子さんの親であるみなさんにはいうまでもないでしょう。

スポーツの種目にもよるとは思いますが、将来、お子さんに「もう少し身長が伸びていたら……」といった後悔をさせたくはないはずです。

睡眠不足が子どもにもたらす数々の悪影響

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しかも、睡眠不足の悪影響は、脳や体の発達を阻害することだけにとどまりません。以下に、睡眠不足が子どもに及ぼす悪影響をいくつか挙げてみます。

【睡眠不足が子どもに及ぼす悪影響】
・体の成長、運動能力や脳の発達が遅れる
・ワクチンを摂取しても免疫がつきにくくなる
・肥満になりやすくなる
・うつになりやすくなる
・攻撃的になる
・事故に遭いやすく、ケガをしやすくなる

睡眠不足の怖さをわかっていただけましたか? とくにスポーツをしているお子さんの親であるみなさんなら、運動能力や脳の発達が遅れることはもちろん、「事故に遭いやすく、ケガをしやすくなる」ということも気になるはずです。

睡眠不足によって注意力や判断力が落ちてしまうこともその要因のひとつですが、それだけではないともいわれています。まだ研究途上ではあるものの、睡眠不足が周囲の状況を把握するための認知機能といった根本的な部分に問題を生じさせている可能性があるとも考えられています。

「時間の使い方」を見直し、子どもの睡眠時間を確保する

もちろん、これらの悪影響を子どもに与えたくはありません。では、どうすれば子どもがよりよい睡眠を取れるのでしょうか? まず考えてほしいのは、「時間のコントロール」です。

あたりまえのように夜にやっていることも、よく考えてみれば朝にできるということもあるはずです。たとえば、勉強もそのひとつ。勉強は、机に向かってまとまった時間をかけてしなければならないものと思い込んではいませんか? その思い込みが、親の出勤時間や子どもの登校時間に追われることがない夜に勉強をやらせることにつながります。

でも、「この10分を算数の復習にあてる」というふうに、ちょっとした隙間時間を活用することだって可能です。その気になれば、朝だけではなく、子どもが帰宅して寝るまでのあいだにも隙間時間をいくらでも見つけられるはずです。

それから、いまは子どもでもスマホを持つことがあたりまえになっていますが、その扱いには要注意。スマホやタブレット、テレビなどのディスプレイが発する光には「ブルーライト」と呼ばれる光が含まれます。このブルーライトには脳を覚醒させる作用があるため、夜にたくさん浴びてしまうと眠れなくなってしまうのです。

やはり、スマホやタブレットは夜ではなく朝に見るべきです。それなら、ブルーライトの覚醒作用で朝にしっかり目覚めることができますし、子どもも「朝がきたからスマホでゲームができる!」と楽しみができてパッと起きてくれるのではないでしょうか。

「高反発」マットレスが子どもの睡眠の質を上げる

そして、睡眠の時間だけではなくその「質」も意識してほしいポイントです。そこで、睡眠の質を上げるためには寝具に注目してほしいと思います。

わたしがおすすめするのは、いわゆる「高反発」のマットレス。逆に、なぜ低反発の柔らかいマットレスはおすすめできないのかというと、体が沈み込んでしまうからです。

睡眠不足の子どもはケガをしやすい?大切な我が子が良質睡眠を得るためにできること

睡眠は、深い睡眠(ノンレム睡眠)と浅い睡眠(レム睡眠)を一定のサイクルで繰り返すものだということは多くのみなさんが知っているでしょう。その最初の深い睡眠をより深くすることが睡眠を良質なものにする鍵です。

そして、最初の深い睡眠をより深くするには、寝入りのときに汗をかき、その気化熱によって体温を下げるということが必要なのです。

そのために行うのが、寝返りです。わたしたちの体は、眠っているあいだも無意識のうちに寝返りを打ち、睡眠をより良質なものにするようにできています。ところが、柔らかいマットレスだと、体が沈み込んでしまって熱がこもるばかりか、寝返りを打ちづらいために、体温調整をうまくできなくなってしまう。

その観点からすれば、寝返りを打ちやすい高反発のマットレスがベターですよね。なかでもRISE社の高反発マットレスは、ファイバー製という点も見逃せません。

一般的にマットレスは洗えないものがほとんどですが、ファイバー製のものなら中材も丸洗いできますから、清潔に保つことができる。とくにハウスダストなどのアレルギーを持っているお子さんなら、そのアレルギー症状を軽減できるメリットもあるはずです。

子どもは自分で寝具を選ぶことができません。だからこそ、子どもがよりよい睡眠を取れるような寝具を、親であるみなさんが選んであげてください。

構成/岩川悟(合同会社スリップストリーム) 取材・文/清家茂樹 写真/櫻井健司

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高反発マットレスのライズTOKYO公式サイト
マットレスは人生の3分の1を過ごす場所です。ライズTOKYOは高反発マットレスにこだわり、高品質ながら価格を抑えた商品を開発をしています。高橋尚子さんや桑田真澄さんをパートナーに迎えて開発した商品は、きっと皆さまにご満足いただけると自負しております。
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穂積桜(ほづみ・さくら)

日本医師会認定産業医、 精神科専門医、 漢方専門医、臨床心理士。2001年、札幌医科大学医学部を卒業し、札幌医科大学附属病院神経精神科、東京都立松沢病院、久喜すずのき病院において精神科医として研鑽を積む。また、国立病院機構東京医療センター、北里大学東洋医学総合研究所において、内科、東洋医学の知識を幅広く習得。2014 年より、精神科、内科の臨床経験に基づく知識のみならず、人事労務、法律の知識を併せ持つプロフェッショナル産業医として稼働。現在(2020年5月現在)は、産業医として17社を担当する。精神科専門医として軽度から重度までたくさんの患者さんの診療にあたってきたほか、内科・救命センター・東洋医学での経験を積み、常に心身双方からアプローチできる精神科医であるよう心がけている。著書に『朝型 夜型 クロノタイプ別 睡眠レッスン』(セブン&アイ出版)がある。

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